Meta Advanced Analytics導入・分析のポイント

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FacebookあらためMetaのデータクリーンルーム、Advanced Analytics(略称AA)について、導入時のポイントや使えるデータ、分析時のポイントを取りまとめました。

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Meta AA 導入について

Meta AAですが、誰でも彼でもデータクリーンルームを開設できるわけではありません。
残念ながら、利用できる代理店・代理店の中でもクライアント数に限りがあります。

利用できる代理店で言えば、電通・博報堂の2社、いわゆる最大手広告代理店のみです。
デジタルエージェンシーNo.1かつ開発力もあるサイバーエージェントに開放されていないのはやや意外ではありますが、電通・博報堂であれば、
・デジタル以外=テレビの扱いが大きいクライアントも多くMetaへの予算アロケーション期待が大きい
・独自のデータセット群を持っており分析ソリューション開発余地が大きい
・他プラットフォーマーとのデータクリーンルームの取り組みが先行しており後発として成果流用できる
といったところだと推察されます。

しかし、電通・博報堂とお付き合いのある広告主であっても、無条件でMeta AAを使えるわけではありません。
そもそも2社のいずれかでMeta広告を出稿している必要がある=Metaビジネスアカウントが電通・博報堂のどちらかにある、という大前提の上で、利用可能な広告主数が限られています。

10社限定、そんな声も聞かれます。
代理店にとって、お金を使っている、今後スケールの余地がある、先進事例創出に協力的な、担当者の声が極めて大きい・・そんな広告主が優先されることでしょう。

Meta AA 分析について

分析フロー

Google ADHと同じ、と思いきや、そんなことはありません。

代理店側にデータクリーンルームが解放されている、この点はADHと同じです。
ただし、SQLを書いた後、その手順が若干異なります。

ADHでは、どんなクエリを書いたところでその場で実行結果が出てきました。
Meta AAでは、定型クエリではないクエリを書いた場合、Meta担当者のチェックが入ります。結果が出るまで2営業日程かかることもあるそうですし、チェックの結果NGが出ることもあるようです。

データクリーンルームではあるものの意図しない結果が出てしまうリスクはもちろんゼロではない、であれば目視チェックでリスクヘッジしておかないと次事故してしまったらもう大変、という事情なのでしょうか。

利用可能データ

広告出稿=Imp関連データ、CV(PIXEL/CAPI)データに加え、外部データの利用が可能です。

広告出稿データは、他DCR同様、Meta AA開設後に自動で蓄積されます。
蓄積されるものの、データ保持期間は90日です。90日を過ぎた後に分析する場合はデータ保持延長を申請する必要がありますし、それが認められたとしても1日目と91日目のデータはつながりません。リーチ計測は90日まで、です。

外部データとの連携はこちらの記事に取りまとめています。
Meta AAではRDID、メールアドレス、電話番号です。

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